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二大政党

先日は節分がありました。
地元の豆まきにもお邪魔させて頂いておりますが、寒い中でも清々しい一日。
多くの方々と一緒に春の到来をお祝いさせて頂きました。

さて、この節分で年初の新年会シーズンも少し落ち着きます。
この新年会における一番多く聞かれたテーマは…、
「これからの日本はどうなっちゃうの?」
「民主党は期待外れだが、自民党も変わらないと駄目だ!」
というもの。

同時に多かったのが、
「先の選挙の結果、二大政党制が日本に生まれて良かった!」
という声も多く聞かれました。

なるほど。
政権交代可能な二大政党の誕生は、良いことであると思います。
同時に、昨年の衆議院選挙における民意の大きな部分として、「自民党じゃ駄目だ!」という声が多数あったことも認識しています。

しかしながら、現在の日本における二大政党は大丈夫か?
と心配にならざるを得ません。

なぜならば、現在の国会論戦やマスコミ報道を聴いていると、あくまでも「反自民」が論点になっているように思えます。
勿論、政権交代の意味には「前政権の否定」という面もありますから、それも致し方無いでしょうし、重要な意味を持っていることも確かです。しかしながら、政権交代可能な二大政党の誕生が、前政権の批判という意味しか持たないのであれば、それは国民にとって不幸なことであるといわざるを得ません。
なぜならば、「この国をどうするのか?」が争点になるのではなく、「相手のここが悪い!」というネガティブキャンペーン中心の政治になってしまうからです。

例えばアメリカの共和党・民主党、英国の労働党・保守党の間には、透けて見える国家像の違いがあり、多くの国民がそれを理解しています。
しかしながら、日本の場合はどうもそのあたりがよく見えない状況にあるようです。

先般の自民党大会において、新たな綱領が採択されました。
昨年の選挙の反省をし、保守政党としての原点に立つ綱領です。
こうした綱領が良いか悪いかは、これからの自民党としての活動如何によるものでもありますが、私はこうした動きの中で「相手を批判する二大政党」ではなく、「目指すべき国家像が国民に見える二大政党」へと日本の政治が進化してほしいと考えています。
そのためにも、民主党も綱領等をしっかりと作り、互いに目指すべき国の未来を議論出来るようにしてほしいものです。

もっとも、「外国人参政権」や「子供手当てと扶養・配偶者控除の廃止」等、具体的な法律案を通して少しずつ目指すべき国家像の違いは明らかになってきていると思いますが。。。
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