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お奨めです!

久しぶりのブログになります。
大変ご無沙汰をしておりまして、申し訳ありませんでした。
自分自身が生活するための仕事と、地元活動でバタバタとする毎日。

ただ、少しずつ落ち着いてきましたので、再びしっかりとがんばって参りたいと思います。


しかしながら、そうした活動において電車移動をする機会も多くあります。
私は昔から本が大好きで、移動の電車中は本を読む時間に充てさせて貰っています。
(現職時代は、本を読むのではなくて、資料を読む時間に充てていました)

そのような理由から、今では以前に比べて読む本の量が増えました。
地元の人からも「お奨めの本を教えて!」といわれることも多いので、今日は最近読んだお奨め本についてご紹介します。

最近読んで、最も感動した本。
それは、「海の翼(秋月達郎氏著 新人物文庫)」です。

どのような話なのか、簡単に紹介しますと…、
(本の裏面に書かれている解説から)

「語りつがれた”百年の恩”
イラン・イラク戦争開始から5年後の1985年3月、イラク軍は突如・3月19日以降にイラン領空を飛ぶ航空機の無差別攻撃を宣言。自国機の乗り入れのなかった日本は、イラン国内に取り残された在留日本人の救出対策に苦慮する。タイムリミットが迫るなか、日本人の苦境を知って、救援に動いた国があった…。このトルコ政府の英断の裏には、明治23年9月、日本訪問から帰国中に紀州沖で台風にまきこまれたトルコ軍艦エルトゥールル号遭難の悲劇があった。百年の時空を超えた“恩返し”を描いた感動の書き下ろし長編大作!」

という、実話に基づいた小説です。
私はもともと、この話を知っておりましたし、一昨年トルコへ訪問した際にもトルコの皆様とお会いをするたびに必ず「日本人を救ってくれてありがとうございます。トルコの皆様の勇気とご厚情に対する感謝の気持ちを、日本人は絶対に忘れません!」と挨拶をして回りました。

しかしながら。
実際には、こうした事実を知らない日本人も多いのではないでしょうか?

今回、私はこの本を読んで改めて感動すると同時に、様々なことを考えさせられました。

現在、我が国の外交が様々な議論をよんでいます。
利害関係によって外交問題が語られるなか、単なる利害だけでは理解できないことの大切さをもっと知るべきではないでしょうか?

政治も外交も最後は人と人との関係。
信頼関係がなければ、何事もうまくはいきません。

勿論、政治は現実を直視し、冷静な判断がなければなりません。
しかしながら、「海の翼」で小説になったような事実があったことを知ることも重要です。

言葉が踊るばかりで、どうも信頼を失い続けているようにみえる現在の日本を愁うと同時に、今一度私自身が考えさせられた一冊でした。

是非、皆さんも読んでみてください!!!


※尚、私は著者、出版社等とは一切関係なく、純粋に感動した本をお奨めいたしました。
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