SSブログ

自民党総裁選挙

自民党の総裁選挙が終わり、谷垣さんが新総裁に選ばれました。
ちなみに冒頭から言いますが、今回の総裁選挙の結果について、良いとも悪いとも言いません。

何故ならば、大切なことは「これから何をやるのか?」が重要だからです。
それよりも、私が大変残念だったことは「総裁選挙の投票率の低さ」。
50%を割り込む結果だったことに、私は強い危機感を持っています。

鳩山政権がマスコミに大々的に取り上げられて国民から高い支持率を得る一方で、「自民党には再生してほしい」という期待も大きいことが世論調査結果でも報じられています。
というよりも、「自民党に期待する」ではなくて「二大政党制が健全に機能するためには、与党民主党の相手として健全な野党自民党がなければならない」ということかとも思います。

だからこそ。
自民党の再生は本当に重要です。
いつまでたっても政権政党気分が抜けなければ、すぐに国民の期待が落胆に変わることは明らかです。
国民によって選ばれた議員には一生懸命に頑張って貰いたいと思いますし、私も地元で全力を尽くして参りたいと思います。
そのためにも、「自民党員であることが誇りである」と思われるようにしなければなりません。
少なくとも、今回の総裁選挙投票率を見る限り、党員の信頼や期待ですら得られていないと強い危機感を感じる総裁選挙でした。


話は変わります。
政権交代が実現し、永田町もだいぶ変わっているようです。
同僚議員や知り合いから話を聞くと、今までの常識がすでに通用しなくなっているようです。
今までの常識が良い訳ではありませんから変わることは大いに結構。そうした変化がどのような結果を生むことになるのか、私も注目して見て参りたいと思います。

そのなかで、「民主党による議員立法禁止」というのはビックリしました。
というのも、私自身が4年間議員として活動するなかで、議員立法というのは大きな意味を持っていたからです。
国会議員の立法権は、非常に大きな武器です。

例えば、私がライフワークの一つとしていた「都市の緑や農業を守る運動」でのこと。
税制を始めとした制度の見直しが必要ななかで、関係する財務省も農林水産省も国土交通省も反対。
そんななか、農林水産行政に精通していた大先輩から言われた言葉が「この壁を突破するためには、議員立法を国会で通すつもりでやれ!」という言葉でした。
同じ思いを持つ仲間の議員と法案の案文を作成し、法制局との擦り合わせ(その他の法律との整合性を取るための作業)等を実施したうえで、最後は「議員立法してでもやる!」と法律案片手に激論したのを今でも覚えています。
その甲斐あって、私たちの思いを受け入れた法律案が内閣提出の法律案となったのは良い思い出です。

そうした議員の大きな武器である議員立法の廃止が本当に正しいのか?
確かに議員内閣制の日本ではありますが、与党と政府が一体化するなかで、そもそも行政・立法・司法の三権分立はどのようになるのか?

こうした点も、要チェックです。

※前回のブログで間違いがありました。総選挙後に召集される国会は「特別国会」であり、「臨時国会」ではありません。申し訳ありませんでした。(ご指摘下さり、ありがとうございました)
nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。