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国会論戦を聴いて。

もっぱら国会論戦は自らが運転する車に乗りながら、ラジオで聴いています。

それにしても、やはり実際に国会の場にいて聴くのと、そうでないのとでは違うものです。
大変重要な時期、大変重要な内容を伴う議論だけに、改めて自らの力不足を痛感する日々。
だからこそ、「次回こそは!」と決意を新たにしております。

しかしながら、いろいろと現政権の国会答弁を聴いていると納得のいかないことが多々あります。

①郵政社長人事について
野党時代にあれだけ反対してきた元官僚を、あっさりと許容したのは不思議です。いろいろと理由を言っていますが、おそらく納得がいかない国民が多いのではないでしょうか?
先般、民主党の地方議員と話をした際、「今回の選挙で民主党が選ばれたのは、官僚主導からの脱却が一番国民に支持をされた!」と胸を張っていました。実際に以前、民主党は「元官僚」という肩書きだけで、様々な人事案件に反対していたのを思い出します。
この人事をどのように考えるのか。
特に民主党へ一票を投じた有権者に対して、納得いく説明が求められます。

②外交安全保障政策について
米軍基地再編問題で、日米安保が揺れています。別にアメリカの意志に従わなければならないという話ではありません。しかしながら、現在の我が国の安全保障が米国との安保条約によって大きく守られているという事実はしっかりと認識することが重要です。
危機管理の本質は、常に「最悪の事態を想定する」こと。
私を含めて、自民党の仲間たちが外交面で一番懸念をしていた最悪の事態とは「中国がアメリカにとって、アジアにおける一番頼るべき国」となり、日本がパートナーとしての立場を失うこと。ある意味において、中国にとってもこの状況は望ましい状況でしょう。
そうなると我が国を巡る状況は一変することになります。
政治は現実の階段を一歩ずつ登り、理想へと近付けていくことが重要です。
どうも、“現実”という言葉が少し欠けているような気がするのは、私だけでしょうか。。。

しかしながら、自民党が国民のみなさんから受けた大きな叱責の声を受け止めて、国民の信頼を回復できる状況になっているかと言われれば、まだまだといわざるを得ません。

「△△党の方が、まだマシなのかなぁ」という後ろ向きな政権選択ではなく、「◎◎党が良い!」という前向きな政権選択が出来る社会を作ることが重要です。

そのためには。
国民に恐れることなく率直に現実を説明し、目指すべき将来像を語ることが重要です。
「バッチは外しても、やらなければならないことはたくさんある」
そんな思いを持ちながら、今日も車の中で国会答弁を聞いています。
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