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政治の役割

連日、マスコミでは民主党代表選挙に向けた報道が盛んです。
まぁ、正直なところ他党のことですから、あまりあれこれ言いませんが。。。

しかしながら、激しい円高に株価の下落といった状況下で、日本経済に対する不安感は大きく膨らんでいます。
本日は一時株価が9000円を切る事態に。
今日の株価下落の原因が、政府日銀から何ら対策を打ち出されないことに対する失望感と伝えられています。

ドルやユーロが安くなるなかで、日本円だけが一人高い状態。
しかしながら、日本の経済が特に良い訳でもありません。

一番最悪のシナリオは輸出産業を中心に大打撃を受け、結果的に日本における“ものづくり”の力が失われること。
私は、政治を目指した当初から「科学技術やものづくりといった分野で、日本は再び競争力をつけていかなければ日本の将来はない!」と思い活動してきました。
一時的な景気悪化という認識では不十分です。この局面で有効な対策を打つ事が出来なければ、我が国将来の芽が摘まれることを認識する必要があります。

まぁ、小惑星イトカワから帰ってきた人口衛星「はやぶさ」の予算を大幅に削減した民主党政権です。
(結局、はやぶさの成功をみて、慌てて予算を増やしたようですが)
あまり、科学技術やものづくりには関心がないのではないかと勘繰りたくもなりますね。


そうした厳しい時期に。
民主党代表選挙に向けた様々な動きがあるようです。
ブログの冒頭でも書いたとおり他党の話ですから特にコメントはありませんが、しかしながら政党云々ではなくて政治家として違和感を覚えることがあります。
それは、「日本の国をこうする!」という話が全く出てこないこと。

再選に向けて、様々な行動があることは承知をしています。
しかしながら、「コロコロ総理を変えるのはよくない」とか「選挙はやらないから」という理由はいかがなものでしょうか。
こうした理屈でいけば、要するに「総理は誰でも良い」ということを言っていることになってしまいます。

いろいろな思惑はあるかもしれませんが、建前でも「日本の国をこうする!」というメッセージを伝えて欲しいものです。(勿論、建前では困るのですが、それすらもない状況に違和感があります)


ちなみに。
私も何度か総裁選挙を経験しましたが、自らが判断基準にしたのは「日本の国にふさわしいリーダーは誰なのか」ということ。
その結果が正しかったのかどうかは賛否両論あるところでしょうが、少なくとも「先輩議員に言われたから。。。」というような理由で投票したことはありませんでした。
実際にそうした諸先輩の声とは違う行動をしたこともしばしば。

この厳しい状況のなかで、政治は道を誤らないで欲しい。
一人の日本国民として、心の底から願わずにはいられません。
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