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永田町の常識が変わった?

野田新総理の支持率がマスコミ各社の世論調査で報告されています。
非常に高い支持率を受けての新政権船出。
マスコミ報道を見ても、概ね期待感に満ち溢れています。

東日本大震災、西日本を襲った豪雨、我が国の領土領空が侵される一大事。。。
挙げればきりがありませんが、こうした大きな問題が我が国には山積しています。

特に国民の命や生活、安全が掛かった大問題は、どの政党が政権を握っているかに関係ありません。
是非ともしっかりと取り組んで貰いたいと思います。


そんな期待感の中ですが、政府与党は9月13日に臨時国会を召集し、たった4日間で審議を終わらせる方針と報道されています。
正直なところ、本当に残念な気持ちで一杯です。

国会を閉会しているということは、補正予算も提出されないですし、法案も進まないということ。
東日本大震災で被災した方々は、これから冬に突入しようとしているところ。
早めに補正予算を審議して、冬に備えた対策もしなければならないでしょう。
西日本を中心とした豪雨では、甚大な被害が出ています。
こうした被災地に対する対応についても、予算や法案無しに充分に行えるのか疑問です。


何よりも、臨時国会を4日間とする理由として民主党国対委員長が言ったのが「不完全内閣だから・・・」という理由。
開いた口がふさがりません。

“不完全”が理由で、大変な苦労をしている方々への責務を果たすことが出来ないのであれば、それこそ政権を担う資格がないのではないでしょうか。


そもそも4年間、衆議院議員として働かせて頂いた私としては、今の政治が私が在職していた頃と正反対であることに戸惑いを感じます。
私が衆議院議員だった頃は・・・、
「政府与党が国会を開会する、または延長しようとすると、野党が反対する」
というのが当たり前の光景。

一方、現在は「野党が国会の長期開会を求め、与党が反対をする」という構図。

この2年間で永田町の常識が変わったのかもしれませんが、政治家が正々堂々と国民に向かい合うことなくして政治の信頼は取り戻すことも、責任を果たすことも出来ません。

今からでも遅くありませんから、4日間と言わずに年末まで臨時国会を開くべきです。
今、野田新政権を支持している多くの国民も、「国民の生命財産よりも自らの保身を優先する政治」には間違いなくNOを突きつけるでしょう。

国民本位の政治を実現して欲しいものです。
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