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国会開幕

一昨日の1月24日に第177回国会が開幕しました。

大変重要な国会となりますので、私も注目してみたいと思います。
それにしても、私が衆議院議員として活動させて頂いていた頃と比べると、随分と国会開会が遅い!
特に一昨年の通常国会(第171回国会)の召集は1月5日。
その前の第170回国会は12月25日まででしたから、殆ど通年国会だった記憶があります。

1月5日に国会を召集した理由は、ただ一つ。
リーマンショック後の不況のなかで景気対策等を実施するための補正予算や平成21年度予算を実現するため。当時は“ねじれ国会”ということもあり、法案審議に時間がかかるため1月5日という異例の早さで国会が召集されました。

今でも思い出すのは、不況に苦しむ方々から「早く景気対策を実施してくれ!」という悲鳴に似た声が多く寄せられたこと。法改正をして通年国会(会期を決めることなく、常に国会を開いて国会審議をする制度)を実現すべきではないかと考えたことを今でも思い出します。


ちなみに、菅総理は「熟議の国会としよう」と施政方針演説で訴えました。
それならば、何故昨年の臨時国会をもっと時間をかけて開催しなかったのか。何故、第177回国会をこんなに遅く召集したのか。
私は、純粋にもっと国会審議に時間をかけることが出来るように環境整備をすべきであったと思います。
総理が言う事と、実際に行われることの間には、こんなところにも矛盾があるのではないでしょうか。


その他にも、国会論戦で注目すべき点はあります。
・実態がよく分からないTPP(我が国のメリットデメリットがどのようなものなのか、まだハッキリと説明がありません)
・社会保障の将来像(路線変更をしようとしているようですが)
・税制の将来像(一昨年の衆議院選挙の際には、増税はしないと訴えていましたが)
・我が国外交と安全保障(昨年は我が国領土の安全が脅かされた年でした)

施政方針演説で総理が力強く宣言していた上記の事柄は、当然国会でしっかりとした議論が必要です。
また、今回の施政方針演説では教育に関する言及が全くありませんでした。
しかしながら、教育は国家百年の計であると同時に、国の礎を築く最重要課題。
私としては、教育政策についても注目したいと思います。


いずれにしても。
今回の国会は大変重要な国会になるのは間違いありません。
“掛け声だけに終わることなく”政府与党の責任で熟議の国会を実現して欲しいと思います。

そして、もしもこれまで選挙において国民と約束してきた事と違う方向へ進むのであれば、一刻も早く解散総選挙を実施すべきです。
民主主義国家において大切なことは、「選挙において国民と政治の考えを同一のものとする」こと。

今こそ政治は選挙の勝ち負けに拘るのではなく、骨太の議論をすべきです。
そして選挙を通じて国民に訴え、国民と政治が同じ目標に向って力強く歩みを進めるべきであると考えます。
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