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政治主導?

宮崎県で口蹄疫が猛威を奮い、多大な被害が出ています。
4月20日の発生以来、マスコミでの報道が何故かあまりなされないなか、農業関係の方からご連絡を頂いておりました。
私も注意して見ていましたが、結局10年前とは比較にならないほどの大きな事態に。
宮崎県の皆様にお見舞い申し上げると同時に、一日も早く皆さんの生活が元に戻るようお祈り申し上げます。

今回の件について、政府の取り組みも含めて様々なことが言われています。
「10年前に比べて政府の対応が遅く、対応が後手に回ってしまったのではないか」
「こうした厳しい事態にあるにも関わらず、大臣が外遊に行ってしまったために緊急時の対応が出来なかったのでは?」

現地の方々だけでなく、私の地元の農業関係者も危機感を強め、一生懸命に対応している姿に心を打たれる一方、私もなかなか対応が打たれることなく被害が拡大する様に心配をしておりました。

インターネット上でも様々なことが言われております。
仲間の議員からも様々な話を聞きました。
ここでは、それらに対してコメントしませんが、是非とも国会において「何が問題であったのか」をしっかりと議論をして欲しいと思います。
そして、こうした悲劇が今後繰り返されることのないように、政府与党も全ての情報を開示して、しっかりと対策をして欲しいものです。

しかしながら、いろいろと話を聞いたなかで気になるのは、政治主導という名のもとで政務三役が決断しない限りは、全く役所は動くことが出来ないということ。
今回の口蹄疫の問題に限らず、様々な省庁の役人から耳にする言葉は「個別に政治家と接触したことが分かると大変なことになってしまうと、大変なことになる」というもの。
こうした言葉が出る結果として、本当に必要な情報が意思決定をする政治家のもとに、本当に上がっているのかが非常に心配です。

政治主導は当たり前のことです。
国民の意志によって選ばれた政治家が、行政をコントロールするのは当たり前。
政治主導という言葉が本当に目指す姿は、なにも恐怖政治ではありません。役所の側にも多くの問題がありますが、同時に役人を使いこなすことが出来ない政治家の存在も大きな問題ではないでしょうか?

今回の口蹄疫の問題を見ていて、そして自らも4年間衆議院議員として活動させて頂いた経験と反省をこめて、今こそしっかりと考えていかなければなりません。

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